有限会社ユーカリプタスのお知らせ | 輸出入と環境リサイクル機械の販売でお役に立ちます。

小石と木片の混合原料を水タンクの中に入れ、水に浮く/沈むの比重差を利用して分別する装置です。

右の写真を参照ください。左側から油圧ショベル・ふるい機・フローケイトを配置します。

油圧ショベルのバケットで石と木片の混合原料をすくい、ふるい機のホッパーへ供給します。このふるい機を通して、１５０ｍｍを超える大きなかたまりと細かい粒子を除外し、中間サイズの混合原料をフローケイトのホッパーへ供給します。
中間サイズの混合原料はホッパー底部のフィードコンベアで運ばれ、次のジェットウオーターで洗浄されながら水タンクへ運ばれます。水タンクの中へ小石と木片の混合原料を供給すると、小石は重いので沈み木片は軽いので浮きます。浮いた木片を水タンク上段のコンベアで拾い、沈下した小石を下段のコンベアで拾います。そして下の写真の様にタンク外の別々の場所へ集積します。左側の木片は燃料等に、右側の小石は路盤材や構造材にリサイクルします。
小石と木片の表面に付着したままのパウダーは、水で洗い流されタンクの底へ沈みます。このスラリー状のものを、タンク最下段のドレッジコンベアでタンクの外へかきだします。
そして別置きの沈殿層で水と砂を分離します。


フローケイトの水ポンプとコンベアは、400V/50Hz の電動モーターを使っています。現場工事では、ディーゼル発電機で駆動されます。
今回、この装置は東北のガレキ処理に使うため米国から輸入されました。
一次的には水を使った比重分別で、二次的には海水と放射能の材料からの水洗分離が期待されています。
塩分と水の分離および放射能と水の分離は確立された技術がすでに有ります。